昨晩は25時に快活クラブに着きました。スマホが壊れてあれこれ手を尽くしていたら27時半になっていました。29時に出発します。時刻の表記が24時を超える場合、まともに寝ていないことを意味しています。
佐渡島へ
佐渡島へ向かう佐渡汽船のフェリーに飛び乗ります。

この航路は国道350号の海上区間として指定されています。

世の中には様々なフェリーがありますが、佐渡汽船のフェリーにはスイートルームや特等席、ペットコーナーや軽食コーナー、売店、きれいなエントランスなど、数時間程度の短距離を結ぶ航路としてはそこそこ充実した船内設備を備えています。

寝て起きたら佐渡島に着いていました。約2時間半。
帰りのフェリーの出港時刻を考えると佐渡島を一周するのは不可能でした。見どころの多い北半分を周ることにします。佐渡島は離島にしてはたいへん大きく、琵琶湖を超えるサイズをほこります。
両津港から北部へ。
大野亀
巨大な一枚岩が海へ向かって突き出し、波に浸食された岩肌は絶壁をなしています。



上まで登ってみたかったのですが立入禁止でした。

大野亀の公衆トイレ付近にFree Wifiが飛んでおり、助けられました。
というのもスマホが故障したためタブレットを通信手段として使わなければならないのですが、simカードを差し替えただけでは通信できません。モバイル通信用プロファイルをダウンロードしなけらばならないのです。
Free Wifiを借りてプロファイルをダウンロード、無事タブレットによる通信が可能になりました。これで外での調べ物ができるようになります。
岩谷口洞窟
池を湛えた奇妙な洞窟があります。


伝説 竜眼の池
この洞窟は、岩谷山の二大洞窟の一つで、奥に「竜眼の池」がある。
昔、盲の子をもつ母竜が、真夜中ひそかにわが子の眼玉を持ってきて、この池で洗っていた。その時、人間の気配がしたので、姿を見られることを恐れていた竜はあわてて、眼玉を落としたまま海の中へ逃げた。黒い眼玉を拾った翁が岩谷薬師にさし出すと、薬師はたいへん哀れんで、その眼玉をきれいに洗って池に放してやった。しかし母竜は再び人間界に姿を現さなかった。
だから今でも二つの竜眼は真夜中になると、母親の来るのを待つかのように、青白い光を放ちながら池の中を泳ぐという。
ここでは山から波の音が聞こえます。

ここでは波の音が山側の崖に反響し、海とは反対の方向から聞こえてきます。この現象が起きるのは、崖がくぼみ、絶妙な曲線を描くことでパラボラアンテナのように音を集めるからです。崖のくぼみは、荒波がぶつかり長い年月を経て作られた「ノッチ」と呼ばれる地形です。このノッチの一部が集中的に侵食されると洞窟 (海食洞) になります。

大佐渡スカイライン
看板を見てふと立ち寄ったのですが、なんて霧だ。

七浦海岸
様々な岩場があります。

遊歩道が整備されています。

「ここからの夕陽は絶景です」というレビューに誘われてやってきましたが、相変わらず天気が悪い。

これはビジュアルになります。

佐渡金山を見られればよかったですが、時間に余裕がなく諦めました。また来ることもあるでしょう。
両津港に戻りました。
ありがとう佐渡と言いました。

翔ぶ者たち
フェリーに乗り込みます。
さて、鳥類の存在が示唆されています。

デッキに出ると、なにやら空が賑やかです。

鳥の群れです。彼らは両津港からはるばる船を追いかけて翔んできています。

当時はカモメかと思い込んでいましたが、後に調べるとウミネコであることが判りました。

彼らに餌やりができるようですが、船内の売店にはそれらしきものは見当たりません。どうやらかっぱえびせんをあげるのだそうです。

自分が乗っている船と一緒に鳥が翔んでいる。この絵本の中のような世界をみなさんも一度は体験したほうがいいですよ。

新潟港まであと半分ほどといったところで、群れは散りはじめました。両津港から数十km。かれらの帰巣本能を尊敬します。
船内でながもそばを食べました。ながもは佐渡の特産で、あかもくとも呼ばれます。めかぶのような粘りが特徴です。

岩のりが佐渡でよく穫れるとのことで、岩のりラーメンというものがあり、追加で平らげました。

新潟港へ着く頃には天候が回復しました。

長野まで走ります。
米山SAで新潟名物の笹だんごを買いました。

本日の走行ルート
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