こんにちは。限界旅行においてサンライズ出雲は必修科目です。
日本一周から遡ること約1年前、まだ仕事に就いていた頃、私には休みがありませんでした。与えられた休日は週に1日。
今回はその一日と退勤後出勤前の時間を合わせた約40時間で、山梨から島根県は出雲に行き、観光してやろうというちょっとした限界旅行の記録です。
退勤即出発。まずは東京へ向かいます。

着きます。

羽田空港ターミナルの屋上は展望デッキになっています。

乗ります。

速い。

着きます。

出雲空港から出雲市街地までは連絡バスが出ています。約30分。羽田空港から出雲空港までが1時間のフライトなので、いかに飛行機が速いかわかり、市街地に近い空港のほうが強いということがわかる。

出雲市駅です。さっきまで職場にいた顔のまま立っています。まだ仕事の顔してる。

ホテルに荷物を置き繁華街へ出歩きます。ツバメヤさんにて。まずは鯨刺し。

だし巻き玉子

月見つくね

2軒目はU.IZUMOさん。

モッツァレラとトマトの揚げ出し

MAJI AJI FLY

ホテルに戻り、眠をします。

ただちに起きます。

電鉄出雲市駅から出雲大社前駅へ向かいます。


着きます。

出雲大社前駅には、日本最古級の電車が展示されています。




出雲大社、ご期待ください。


象徴的なしめ縄で知られるこちらは神楽殿。祀られた神の強すぎる力が人間界に出ないようとの封じ込めの意味。一般的な神社と巻き方が逆で左が綯い始め、右が綯い終わりなのは、他の神社が神に向って右を上位、左を下位とするのに対し、出雲大社では古来から左を上位、右を下位としてきた習わしの影響。

本殿です。

様子です。

海を渡ろうとしてワニに皮を剥がれてしまったうさぎの前にだいこく様なる神が現れ、助言通り川の水に浸かり蒲の花の上に寝転ぶと、たちまち毛が生え始め、元通りの姿に戻ったという話。


以下様々な食の結果です。




出雲大社前駅ではレンタサイクルがあります。

稲佐の浜に行きます。
出雲が神在月と呼ばれる頃、全国の神々はここから出雲へ上陸するといわれています。

弁天島。かつては陸続きではなく、湾のはるか沖合にある島でした。


かつて存在した出雲市駅から大社駅を結ぶ路線、その大社駅跡です。

工事中でした。

出雲市駅へ戻ります。

献上そば 羽根屋さんで出雲そばをいただきます。割子と呼ばれる特徴的なスタイルで出され、麺に直接つゆをかけて食べ、1段目を食べ終わったら残ったつゆを2段目へ、というように上から順に食べるスタイル。これは江戸時代に野外でそばを食べようとして弁当のような形式を考案したのが発祥とされています。

もう夕方

さて……

ひときわ異彩を放つ東京行きの文字。

サンライズくん、ご期待ください。

乗っていたら自動的に900km先にいるって信じられないな。

様子です。

今回は2階シングル。

ラウンジもあります。

サンライズにはシャワールームがあるのですが、必要なシャワーカードの購入は先着順。すぐに販売機へ向かうと長蛇の列。一向に捌ける気配なし。その後、車内放送でシャワーが故障したため使えませんとの放送がかかりました。

夜の日本を爆走。米子から伯備線に入りますが、通るのは深淵の中国山地の真っ只中、暗い個室で窓の外には灯り一つ無い世界が広がり、この世には自分ひとりだけなんじゃないかという気分になります。その後岡山、大阪などを経て深夜には名古屋駅を通過。
着きます。さて、サンライズくんにはこの数ヶ月後にもお世話になるのですが、それはまた別の記事で。

既に出勤まで数時間を切っています。ただちに乗りましょう。

どこかで電車が遅れたらどうしようかという気持ちでしたが、問題なく帰宅。即出勤して、この旅は終わりました。何食わぬ顔で仕事をしていて、時計を見ながら数時間前まで数百km離れた地点にいたんだとか考えるの面白くないですか? これだから限界旅行はやめられない。
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